仕事が入るとなかなか更新出来なくなります。
ましてや、今やってるペパクラの作業は接続部分の微調整w
変わり映えのしない画像が並ぶだけです。
ちょっと仕事の事に触れますが、私のやってる仕事は建築関係。
具体的にはマンションの図面を書く(引く)仕事です。
マンションと言えば鉄筋コンクリート(RC)ですが、RCのマンション、と言うと何を連想するでしょうか。丈夫で長持ち・地震に強い、などでしょうか。
正直、私は「連想する事」が無かったんですが、上記の理由からRCのマンション欲しがる人が多いのがイマイチ理解し難いです。詳しく書くと長くなるので大雑把に書きますが…。
RCは丈夫は丈夫です。ただし、劣化します。アルカリが抜けると鉄筋が錆びます。
地震にはある程度強いです。計算通りに施工されていれば。
さらに、熱を貯めやすいので、基本的に夏暑く、冬寒い建物が出来ます。日本は湿度が高いので結露が出来やすく、壁内の結露がカビの原因になったり。カビがアレルギーの原因になったり。
設計時は断熱材を室内側にコレでもかってほど、貼ったり打ったり…。外断熱が話題になってたり。つまりそれだけ問題があるワケで。
で、何故そんなRCで延々作り続けるかと言うと値段なんじゃねーかと思います。安いのね。
個人的にはRCてのは日本に向かない建材で、コレを日本向けに施工する技術はまだ試行錯誤してる段階ではないかと。
それでも欲しいでしょうか。RCのマンション。
…と自分の仕事を否定するかのような事を書いてみた日曜の夜。
まぁコレは個人的な感想で、仕事は手抜きせずちゃんとやってますよ?
やっぱりコンクリは日本の気候には向かないんですね。しかし、安いのにはビックリです。僕はコンクリの家=金持ちと思っていました(汗)
返信削除日本では木造の家の方が長持ちするんですか?
あ、ちょっと語弊がありました。マンションなどを建設するのに鉄骨よりは安かろう、という事です。
返信削除木造じゃ高い建物は無理なんで、現実的には木造のマンションはほとんどありません。
一戸建てだと、どーだろ。規模によりますがあまり安くはないですね。
木造が長持ちするかどうか。
木ってのは風化などを除けば、乾いてる限り強度が減らんのです。
なので、構造体が湿気らない条件が揃えば長持ちします。これは建てる側もそうですが、住む際も気をつける事です。
また、書きませんでしたがRCは地震などで亀裂が入るとお終いで産業廃棄物な場合が多いですが、木造は構造体がもてば再利用可。(今時はしないで新築する例が多い)
しかも廃棄する場合も、構造体は(綺麗にバラせば)燃えるゴミ。(実際は産業廃棄物か?)
あー、なんか文章のいたる所に限定条件が付いてます。現実は多様性に満ちていますので。
一意見としてお読み下さい。
要するにマンションを実際設計してる私がマンションをオススメしません、ってのが主旨です。